短編集



まだ入部して1日なのに、ちゃんと私の居場所があって。


凄く居心地がいい




「先輩、ラスト一本ですー」

「了解ー。」

「次は、スマッシュ30分です!」




メガホンでベンチから叫ぶ。
後衛と前衛に分かれてシュマッシュ練習



先輩のタイムを計りながら、目は耕太くんを追っている。



耕太くんは綺麗なフォームでスマッシュを打つ。
その姿に目を奪われて居ると…





「サチちゃん危ない!!!!!!!」

「えっ…」




先輩の叫び声が聞こえて来た瞬間、顔面にボールが当たった。



そのまま後ろに倒れる



「サチちゃん大丈夫?」

「…っ…いた」

「目は?開く??」




ソフトテニスのボールは硬式のボールよりも危ないと言われている
目に当たれば、失明する程危険なのだ




「目は大丈夫です」

「良かった、一応保健室行こうっか」



男子の先輩が心配して私の肩を持ちながら起こしてくれた




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