短編集




いつの間にか寝ていた。
目を覚ますと昼過ぎだった



そろそろご飯の仕度しようと思い、キッチンに行き冷蔵庫を開けると







「空っぽだ。」






仕方無い。
家から出るしかない



嫌だけど、母の喜ぶ顔が見たいから。



そう思い、携帯と財布を持って家を出た。






「…あっ…つ」



ジリジリと肌が焼けるような気がする



ハンカチで口を、押さえながらスーパーまで歩くことにした




スーパーに行くには、翔太の家の前を通らなきゃいけない



足早に前を通り過ぎようとした――…










「…紗絢?」








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