私は愛されていた。

『はい、これ』


渡部さんから渡されたのは小さい箱だった。



『何ですか??これ｡
今、開けていいですか??』


渡部さんの手が箱の上に覆い被さった。



『家に着いてから開けろ(笑)

これは、バレンタインのお返しと、実家に帰ってたからそのお土産と、今日ヤナの誕生日プレゼント』


私は渡部さんを見つめてしまった。


『何で??何でヤナの誕生日知ってるんですか??』



はははぁ〜

『まぁ｡気にするな!!
それより、ごめんな。3つまとめてで‥』




そんなそんな

『凄い嬉しいです。ありがとうございます!!大切にします。』


そう言ってプレゼントを抱きかかえた。