私は愛されていた。
『あの‥ね。お願いがあるんですけど!!!』


思い切って言ってみた。



『どしたぁ〜??』

いつもの渡部さんに戻っていた。



『お願い‥はね、どこかに行きたいなぁ〜なんて(苦笑)』


もう、いっぱいいっぱいだよ‥



『いいよ。いつにするか〜バイト辞めてから行こうな』


そう言って、頭をポンポンってしてくれた。




『ありがとうございます』









私はこの時、告白を考えていた。
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