私は愛されていた。
『うわぁ〜』

渡部さんの部屋には最小限の物しか置いてなかった。



『男の部屋入るの、初めてじゃないだろ??そんなに珍しいか?(笑)』



へっ??

嫌々。そうじゃなくて‥



緊張してて‥どうすればいいか分からないんですよ(泣)


そんな私にお構いなしに渡部さんは言った。






『とりあえずシャワー浴びる??(笑)』



思わず、さっきコンビニで買ってきた歯ブラシを落としてしまった。





そんな私の反応を面白がって見ていた。


『悪かったって』

そう言ってジャージを渡してきた。





『先‥シャワー借りますね』


それだけ伝えて部屋を飛び出した。




『怒らせちまった(笑)』

全く反省していなかった。
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