私は愛されていた。
朝目覚めると、渡部さんはまだ寝ていた。



『寝顔かわいい』

私は呟いた。



『ん?ヤナ??』




えっ!?もしかして聞かれた??

恥ずかしくなって少し離れた。



『ヤナ、おはよう。
昨日はよく眠れたか??泣きながら寝言言ってたぞ(笑)』


へっ!?

『ヤナ何て言ってたの??』



渡部さんはニヤニヤしながら言った。


『渡部さん、渡部さんって』




‥‥

体中が熱くなってきた。
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