私は愛されていた。
渡部さんは近づいて来て、私の頭をポンポンと軽く叩きながら‥


『分かった。ヤナのバイト卒業祝いに連れてってやる』


そう言ってくれた。







その後、
バスケシューズを見たり、服を見たりと買い物を楽しんだ。



そして

『そろそろ帰るか』


私たちは帰ることにした。











ガチャガチャ




『ほら、中に入れ。これからサッカー観るぞ!!』


そう言って私を手招きして部屋に入れてくれた。






どうして私の考えていることが分かるんだろう??朝だって、元気ないことに気づいてくれて‥

今だって‥
私ね、心の中でまだ帰りたくない!!って叫んでたんだよ。


まるで私の心の声が聞こえるみたいだった。
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