私は愛されていた。
『ヤーナー??』


店の中から店長が私を呼んでいた。



その声で我に返り
すぐに事務所を飛び出して店の中に入った。





『いらっしゃいませ』




営業スマイルでお客様と挨拶を交わしていると‥




『また遅刻?(笑)』


と、背後から店長が話かけてきた。






『違いますよ!!
渡部さんって言うバイトの子と話してたら少し長居しちゃっただけです。
5時10分前には事務所にいましたよ』






あれ!?何か変な事言ったのかな??

ナンカ店長、必死で笑いを堪えてるように見えるような‥違うのかな??







『ゴホン。

実は、ヤナにまだ紹介してない人がいるんだ。
高木さん少しいいかな??』



手招きされてヤナの目の前に現れた女の子は凄く綺麗でモデルさんみたいだった。
< 12 / 196 >

この作品をシェア

pagetop