私は愛されていた。
10分後


ブーブー

返信が来た。



「今、休憩中。
夜危ないから、家まで迎えに行くから待機!!」


待機!!って。
思わず笑ってしまった。



『‥キモイ!!』


この一言で現実に引き戻された。



『家まで迎えに来てくれるみたい!?』


『なんで疑問系??
まっ、いっか。それで‥告白はいつするの??』



あっ!!


『ん〜。
なんかね、色々考えたんだけど‥このままでもいいかな??って思うんだ。
気まずくなりたくないし‥』


正直に今の気持ちを言った。






『‥確かに今はこの関係に満足してるかもしれない。でもね、男の家に行くんだよ??その先に何かあってもおかしくないよね。

もしそうなった時、きっと不安になると思うんだ。だから早めに‥』



『分かってる。
でもね、彼を今必要としてるの!!失いたくないんだ‥ごめんね‥
心配してくれてありがとう』




えりな、いつも私の事を心配してくれてありがとね。

何度も何度もお礼を言った。
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