私は愛されていた。
渡部さんは、部屋に入るなりすぐにデッキをいじっていた。



『そういえば‥今日何観るんですか??』


私はまだ何を見るのか聞いていなかった。


『それは始まってからのお楽しみ』



そう言って敷いてあった布団に寝転んだ。



『ヤナは??』




そう言うと、布団をパンパンと叩いたので渡部さんの前に行って寝転んだ。

そして


『まくらは??(笑)』

って聞かれたから


『欲しいな』


と答えた。すると

前みたいに腕まくらをしてくれた。



凄く‥凄く幸せだった。
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