私は愛されていた。
『私ね‥渡部さんの‥』



ダメだ。聞けないよ‥

好きって言って、ごめん。なんて言われたら立ち直れない‥離れたくないよ‥



しばらく沈黙が続いた。すると‥



『俺から言っていい??』


えっ!?

怖い。怖いよ‥



『あっ、あの!!一つ聞きたい事あるんですけど‥』




とっさに言ってしまった。


『何??』


『え〜っと‥

ボードは4人で行きましたよね??その後、ボードの板を3人で見に行きました。


その後‥
どうしてヤナだけを誘ってくれたんですか??それだけ‥それだけ教えてください』



そこまで言うと、私の膝の上で寝っ転がっていた渡部さんは起き上がった。



『少し長くなるけど聞いてくれる??』


私は頷いた。
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