私は愛されていた。
「いろいろ考えたけどもう2人で会うのはやめよう。今回が最後。その方がお互いのためにいいと思うし。勝手でごめんね。」



と言う内容だった。


私は、しばらくメールの内容を理解できなかった。



『どういうこと??』

目の前に乗り継ぎの電車が来たことにも気付かないくらい、頭の中が真っ白になっていた。



あっ!!返信なくちゃ。そう思いメールを打ち始めた。


「ヤナは昨日の電話とか凄いうれしかったよ☆食事しながら誰にも言えなかった事とかいっぱい話してたし。…ヤダ!!って言ったら考え直してくれる?」



‥30分後に返信が来た。

「無理だよ。これ以上ヤナといても傷つけるだけだし。」


私はすぐに返信した。

「それでも連絡を待つと思う。たとえ誘われなくても…」




しばらく経ってから返信が来た。

「別に店に来るなとかバスケ見に来るなとかは言わないよ。そのへんはヤナの好きにすればいいよ。」



『店にはもう来るな。って言ってくれたら行かないのに‥どうして‥』


しばらくして返信した。

「渡部さんってヤッパ優しいよ。」



私たちのメールはここで終わった。

でも‥涙は止まらなかった。



『はははぁ〜
こんな顔じゃ学校に行けないよ‥』

私はそのまま家に帰った。
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