私は愛されていた。
百合が口を開いた。


『本気でそんな風に思ってるの??
あんた、相当のおバカさんだよ!!


あんたバイトっていつ??』





『私??
私は、月曜日と水曜日。あと忙しい時は、土・日もかな。

それがどうしたの??』





百合は氷の入っているグラスの水を一口飲んでからゆっくり話し出した。






『もう一度シフトを見なさい。今度は一人ずつ何曜日に組まれてるか確認しながら』




百合の言いたいことはこうだ。


私のバイト先のシフトの組み方は、好きな人通しではなく曜日によって組まれていると。
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