私は愛されていた。
『えっ!!

今日は月曜日ですよ??渡部さんは休みの日じゃないんですか??』





ふわっ

私の背後に人の気配が‥





『何?今度は俺のストーカーやってるの(笑)』




意地悪な笑みで私を見てくる‥






『違います!!

たまたま今日のシフトがさっき目に入ったんです。だからたまたまであって‥』




懸命に言い訳をしている私を見て、渡部さんは笑っていた。


声には出していないけど、肩がピクピク上がっているのが分かった。






『ゴホン。

白いクリスマスツリーだっけ??
一つだけ倉庫に残してあるから後で買え』




それだけ言って仕事場に戻って行った。







『あっ!!

普通に話できた』




私は、この事が嬉しくてどうして渡部さんが今日いたのか深く考えもしなかった‥
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