私は愛されていた。

『ヤナって天然ですか??

百合にも言われたけど、全然実感わかないです。』




『ばーか。
天然だって自分の事を言う奴がいるか!!
それに気がつかないから天然だって言われるんだ(笑)』







あぁ〜



私は、ついつい納得してしまった｡








その後も、こんな感じでヤナはバカにされ続けた｡



でも‥


嫌じゃなかった｡




むしろ‥
もっと渡部さんと話がしたいな。
渡部さんの事知りたいな。


そんな風に思っていた｡




この時の私は、まだ恋してるなんて気付いていなかった。