私は愛されていた。
『おっ!!ヤナ立てたじゃん☆』


渡部さんのお陰で立つことが出来るようになった。



なんか私ばかりドキドキさせられてる‥
そんな現状が悔しかった。






でもヤナには、それ以上考えてる時間はなかった。
まだまだ覚えないといけない事がいっぱいあった。




次のステップは「8の字」に滑ることだった。
スキーと違って重心移動が大変だ。









数分後‥
まだ感覚を掴むことは出来ないけど、それなりに滑れるようになった。






その頃、渡部さんはというと‥

南ちゃんと一緒だった。



一回やった事があるから、次から次へと新しい技を教えてもらっていた。






平井さんはというと‥

ヤナの周りをウロチョロしていた。
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