私は愛されていた。
『さっきな、ヤナの話してたんだぞ(笑)

渡部が、今日ヤナが絶対来るって言い張っててな。そしたら本当にヤナが来てさぁ〜』


店長は、まだ笑っていた。



そこへ

『ヤナお待たせ。じゃあ行くか』


店長に軽く頭を下げて私たちは店を出た。








『あちゃ〜』

外は凄い雨だった。


『傘1本しかないから、一緒に車まで行くぞ!!』


『あっ、はい』



って、えっ!!!!

今‥相合い傘してるんですけど‥‥!!



私は1人でテンパってた。
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