メガネくんと私2
「は…はなひて…」
わずかに唇を動かしてメガネくんにお願いしてみる。
「………ぶっ」
ぶっ?
「アハハハハ…!!」
メガネくんは私の口から指をはなし、自分のお腹へ手を持っていき、文字通り『お腹をかかえて』笑っている。
「…琉也?」
「お、お前のさっきの…さっきの顔やべー!!まぢ不細工…くくっ」
…イラッ
このメガネ野郎…こんなに人の顔見て笑うなんて…。
「どーせ私は不細工で里沙の方が可愛いもんね〜だっ!」
私はそう叫ぶとバタバタと2階の自分の部屋へと走って行った。
.