トライアングルⅡ


それから3週間後退院の日を迎えた。

そして車の中。


「想吾」


「んー?」


「奈美大丈夫かな?」


「小優希はさ、俺が見とくから行ってこいよ」


「え・・・でも・・・」


「いいんだよー何かあったら電話する」


「うん・・・」


そして、奈美が入院してる病院に行った。


「それじゃー・・・よろしくね」


「おぅ!」


「なるべくすぐ帰るから」


「分かった」


私は奈美の入院している病院に入って病室に向かった。


―ガラッ・・・


「失礼します・・・」


そこには酸素マスクを付けた奈美にずっと手を握っている春斗がいた。


「春斗?」


「菜子?!」


「奈美の様子見に来た」


「奈美、実は3週間前から目を覚まさないんだ」


「え・・・嘘・・・」



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