TRUE
Story 2
次の日。
朝起きて、勇太と朝食のために体育館に向かうと、昨日通った別れ道の大きな木が目にとまった。

昨日は暗くてよくわからなかったが、そうとう年をとった桜の木のようだ。

朝食を食べ終わると施設内を見学した。施設には完璧な設備が整っていた。

サッカー場には見事な芝のピッチ、また昨日は気づかなかったもう一つの体育館にはバスケのコートが高い観客席を間の壁として2つ、その体育館の隣りに観客席に囲まれた砂入り人工芝のテニスコート4面があった。


どれも建てたばかりな感じで、みんな早く練習したいという言わんばかりにうずうずしていた。


「お前今からどうすんの!?俺はすぐに練習行くケド・・・」
見学が終わり、自由行動になった時勇太が尋ねた。

「そこらへん散歩してるわ」
君哉はそう言って立ち去ると、結局勇太も付き合うコトになった。(全く仕方ねぇなぁ・・・)

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