TRUE
岸に着くと、君哉たちは荷物を背負い、ぞろぞろと細いジャングルのような道を歩いた。途中で見たコトもない大きな毛虫や木に巻きついて眠っているハブなどに遭遇した。
ひたすら歩くと、目の前に滝壷が現れ、到着した生徒たちは次々に歓声を上げた。
とても大きな岩に囲まれた中に滝の水が溜まり、上を見上げると崖のはるか上のほうから滝の水が轟音と共に流れ落ちていた。
みな、時折滝を眺めながらお昼のバーベキューを楽しんだ。中には水着を用意していて、滝壷に飛び込む生徒もいた。
バーベキューが終わると、次は滝の上に行くため、またぞろぞろと歩き出した。
しかし、君哉はテニス部門の白木監督に、生徒たちの人数チェックをする役を任されてしまった。
「風邪で一人来てないから、72人数えといてくれ」
君哉は仕方なしに列の一番最初まで行って立ち止まり、歩いてくる生徒の人数を数えてた。
そして、最後の一人まで数えた時、あるコトに気づいた。
"一人足りない"
そして君哉はまたハッとした。数えていた時、数少ない君哉が知っている人物で見かけなかった………
菜美だ。
ひたすら歩くと、目の前に滝壷が現れ、到着した生徒たちは次々に歓声を上げた。
とても大きな岩に囲まれた中に滝の水が溜まり、上を見上げると崖のはるか上のほうから滝の水が轟音と共に流れ落ちていた。
みな、時折滝を眺めながらお昼のバーベキューを楽しんだ。中には水着を用意していて、滝壷に飛び込む生徒もいた。
バーベキューが終わると、次は滝の上に行くため、またぞろぞろと歩き出した。
しかし、君哉はテニス部門の白木監督に、生徒たちの人数チェックをする役を任されてしまった。
「風邪で一人来てないから、72人数えといてくれ」
君哉は仕方なしに列の一番最初まで行って立ち止まり、歩いてくる生徒の人数を数えてた。
そして、最後の一人まで数えた時、あるコトに気づいた。
"一人足りない"
そして君哉はまたハッとした。数えていた時、数少ない君哉が知っている人物で見かけなかった………
菜美だ。