TRUE
そのころ菜美は親友の゛神谷 瞳゛と一緒に再度お礼を言うため君哉を探していた。

昨日の夜、瞳にはバスの出来事を話してあった。

「ねぇ、なみ~!昨日何の部門で選ばれたのか聞かなかったの!?」

「だってそんなコト聞く暇なかったんだもん・・」

「男子はスポーツだよね・・・このセレナードの文化部門は歌しかないんだし・・・昨日の話だと歌なんて絶対歌たわなそうじゃん(笑)つまり、テニス・バスケ・サッカーってコトかぁ」

「う~ん・・・どのスポーツだろう」

その時、通りかかった女子集団の会話が耳に入った。

「ホントにすごいんだってば!めちゃくちゃ上手かったの~。テニスってあんなにスゴいんだね!!」

菜美と瞳はもしやという顔で目を合わし、すぐにテニスコートに向かった。


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