TRUE
「よく聞いてくれ…… この光の壁は、この足元にある石によってできているものなんだ。」
男性の霊が地面を指差して言った。たしかに、地面の岩にピッタリはまるようにして、ハート型の石がある。
そのハート型がちょうど線対称になるところから本当に薄い光の壁が出ていて、よく見ると非常に細い字で短い文章が彫られている……
「この石を片側ずつ、同時に触れてほしいんだ。そうすれば、この壁は消える。」
男性の霊はさらに真剣な目をして言った。2人は頷いた。
「じゃあ、女の子は光の向こうにいってくれ……大丈夫、通り抜けられるから。」
菜美が恐怖の顔を浮かべたので、霊がつけたした。
菜美は恐る恐る、光に触れ、そして通り抜けた。
そして、2人はしゃがみこみ、石をにらんだ。
「いいかい? お互いを信頼することが大事だ。少しでも迷ったりして合わせようとしたらうまくいかないからね。」
霊は難しいことを言った。しかし、君哉は何の心配も感じていなかった。必ずうまくいくような気がしていた。
2人は顔を見合わせた。菜美が頷いた。
そして同時に手で石に触れた……
男性の霊が地面を指差して言った。たしかに、地面の岩にピッタリはまるようにして、ハート型の石がある。
そのハート型がちょうど線対称になるところから本当に薄い光の壁が出ていて、よく見ると非常に細い字で短い文章が彫られている……
「この石を片側ずつ、同時に触れてほしいんだ。そうすれば、この壁は消える。」
男性の霊はさらに真剣な目をして言った。2人は頷いた。
「じゃあ、女の子は光の向こうにいってくれ……大丈夫、通り抜けられるから。」
菜美が恐怖の顔を浮かべたので、霊がつけたした。
菜美は恐る恐る、光に触れ、そして通り抜けた。
そして、2人はしゃがみこみ、石をにらんだ。
「いいかい? お互いを信頼することが大事だ。少しでも迷ったりして合わせようとしたらうまくいかないからね。」
霊は難しいことを言った。しかし、君哉は何の心配も感じていなかった。必ずうまくいくような気がしていた。
2人は顔を見合わせた。菜美が頷いた。
そして同時に手で石に触れた……