メガネ君はヤンキー君
星也さんに背中を
さすられたあたしは
段々落ち着いてきて
自分が何てことを
してしまったのかを
理解し始めた。
あたし…
え?なに抱きついてんの!?
てゆーかこの格好は
まずくない!?
しかもここの
電気がついてる
ってことは…
風呂場の電気が
キレたのは
たまたまだったんだ…。
ますます恥ずかしく
なってなかなか
顔が上げられない
あたしに星也さんが
そっと声をかけた。
「もう大丈夫か…?」
あ…。
ただコクリと頷く。
「ちょっと待ってろ」