メガネ君はヤンキー君



星也さんに背中を
さすられたあたしは
段々落ち着いてきて

自分が何てことを
してしまったのかを
理解し始めた。





あたし…

え?なに抱きついてんの!?

てゆーかこの格好は
まずくない!?


しかもここの
電気がついてる
ってことは…



風呂場の電気が
キレたのは
たまたまだったんだ…。



ますます恥ずかしく
なってなかなか
顔が上げられない
あたしに星也さんが
そっと声をかけた。



「もう大丈夫か…?」



あ…。





ただコクリと頷く。



「ちょっと待ってろ」



< 106 / 276 >

この作品をシェア

pagetop