メガネ君はヤンキー君
「ほい」
「これ…」
星也さんのTシャツ?
「杏ちっこいから
それで十分だろ」
「あ、ありがとう…」
星也さんは軽く
手を上げて
布団をかぶる。
あ…見ないから
今のうちに
着替えろ、ってこと…?
「星也さん、
これ、ありがとう」
「ん?ああ…
やっぱ杏ちっこいな」
「なっ!
しょうがないじゃん!」
「オレそれちっちゃく
なっちまったから
杏にやるわ」
「え?あ、ありがとう」
自分が着ている
星也さんのTシャツを
見下ろしてみる。