メガネ君はヤンキー君
………;
完全に自分の世界に
入り込んでる…。
「そっかあファンタジー
ランドかあ」
そんな紗弥さんに
特に驚くこともなく
話を続ける亜湖。
…亜湖も天然だもんな;
「えっと紗弥さん?」
「ああ、ごめんごめん。
あたし1年の遠足には
思い出があるから
つい、ね」
「思い出?」
「そう。
実はあたしと
隼が付き合ったの…
その時からなんだ」
「えーっ!!」
「あの時はまだ
お互いウブかったなあ」
頬を赤く染めて話す
紗弥さんを見て、
あたしも
うらやましくなった。
新しい恋があるかは
わかんないけど、
楽しみになってきたな…!