メガネ君はヤンキー君
『ようこそ!
夢の世界へ~★』
ゲートをくぐった途端
キャラクターの声が
聞こえてくる。
「さあみんな!
早くいこっ!!」
同じ班の亜湖や
他の子たちと共に
わあーっと走り出す。
こうしてると
小さい頃に戻ったみたい。
顔がほころぶのを
感じていると、
一人つまらなそうに
後ろを歩いている
南が目に入った。
「南っ!
あんたも同じ班でしょ!」
「は?オレは別に…」
「いいから!!」
あたしは南の腕を
強引に引っ張り
みんなを追いかけた。