メガネ君はヤンキー君
と、その時サブの
声が間に入った。
「お前ら青春ごっこは
学校でせんかい」
あたしたちは
その言葉に
慌てて家を
出るのだった。
「あっ!
お二人がきたわ!」
「星也さま
おはようございますー!」
「和斗くんおはようー!」
また女子の
歓声の中を通る。
「ったく、いいかげん
やめろよな」
「…ねむ」
以前はあたしも
うるさいな、としか
思ってなかったけど、
今は違う。
これだけの数の女の子が
南を好きなんだなって…
不安になっちゃう。