メガネ君はヤンキー君
大丈夫…
大丈夫だよ…。
あたしは一つ
深呼吸をして
ゆっくりと口を開いた。
「あたしは…
南や星也さんに
つきまとって
なんかいない。
それに、
あなた達みたいに
卑怯なやり方しか
できないような
人たちには…
絶対に、負けない」
湊さんは目を大きく
見開くともう一度
あたしの制服を
踏みつけて言った。
「次は制服だけじゃ
済まないんだから…!」
そして子分を引き連れて
校舎へ戻っていった。