メガネ君はヤンキー君
あたしは観念して
亜湖に今までのことを
話した。
亜湖の表情は
どんどん怒りに
満ちていった。
「そんなの許せない!
あたしが一言言って…」
「亜湖。いいの。
どうせ言ったって
聞かないだろうし
亜湖まで巻き添え
くらっちゃうよ。
それにあたしね…
負けないって
決めたから!!」
あたしが晴れやかな
表情でまっすぐ
亜湖を見つめて言うと
亜湖もしぶしぶ
納得したみたい。
「何かあったら
絶対言ってね?
一人だと思わないでね?
あたしが頼りなかったら
南くんや日向さんにでも
いいからとにかく
一人で抱えこんじゃ
だめだからね??」