メガネ君はヤンキー君
「まあ気にすること
ないよ!
あいつ何されても
ケロッとしてるし。
あ、着いた着いた」
着いたッて…
ここ、理科準備室??
「あいつお昼休みは
大抵ここにいるッて
噂があるからさ、
多分いるんじゃない?」
「あ!ありがとう
ございました!」
「いーのいーの!
じゃあいつでも
体育館で待ってる
からね~」
紗弥さんは手を
ひらひらさせて
去っていった。
本当にいい先輩だなあ。
今度改めて
お礼言わなきゃ!
さて、と。
あたしは準備室の
扉に向き直り
深呼吸した。
ガラガラガラ…
「!
誰だッ!?」
「わッ!」