メガネ君はヤンキー君
「はあ…」
学校から家に着いて
まず最初に出てきたのは
重~いため息。
今日も1日終わった…。
それにしても
あれからもう
1ヶ月になるのに
いじめは
なくなるどころか
余計にひどくなってる
気がする。
今日も教科書を
隠されたり
机に落書きされたり
筆箱をゴミ扱い
されたり…。
クラスのみんなも
先生たちには
バレたくないのか、
教室の外では
絡んでこなかったけど
やはりクラスで
無視されたり
イヤミを言われ続けて
あたしの体には
極限に疲れが
たまっていた。
「…杏?」
「わっ!」
ぼーっとしてたら
急に星也さんの
顔が目の前に現れた。