メガネ君はヤンキー君



そして昼休み…
事件は起こった。







「わ!何これ!」





お昼ごはんを
食べている時、

なにげなくケータイを
開くとメールが
何十件もきていた。



「なになに~?」

亜湖が横から
覗き込んで、

2人でメールを
確認していく。





しかしほとんどの内容が

オレが付き合うぜ

とか

オレ立候補する

とか意味のわからない
ものばかりだった。



「迷惑メール?」

「でもこんなに
来るものかな?

ねえ杏、やっぱり
あたしに何か
隠してない?」

「やだな~亜湖。
前も言ったでしょ?

確かに家のことは
バレちゃったけど、
みんな変わらず
接してくれてるって」

「ならいいけど…。

それより杏!
早くアドレス
変えた方がいいよ」

「そうだね~」





そして亜湖と別れて
1人廊下を歩く。



すると学校掲示板に
人だかりができていた。





「なんだろう…」





あたしが近づくと…





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