メガネ君はヤンキー君
「そっかそっか…。
南がやきもちねえ」
そうか。
だからこの前
教室の前で
急に名前で呼べって。
「ふふっ。
じゃあこれからは
和斗って呼ぶね?」
「あ…うん」
「それにしても…
和斗ってやきもち
妬くんだ~」
「わ、笑うなよ//」
「あw
また顔赤~…っ」
あたしの言葉を遮り、
唇を奪った和斗。
「んっ…」
深い長いキスが
やっと終わって
口を離すと
あたしの顔は
多分真っ赤。
お、大人のチューだ…!!
「笑いすぎ」
「ご、ごめん…」
あたしが俯きながら
謝ると、和斗は
フッと笑って言う。
「杏も、真っ赤」
その言葉にあたしは
更に赤くなるのだった。