メガネ君はヤンキー君





「あ、ねえ!
そういえばもうすぐ
バスケ部の合宿だよね」





星也さんが
食いつきそうな
話題を出す。







「ホントだ。
あと1週間か」

「そろそろ買い物
行かなきゃな~」

「合宿…」





星也さんがポツリと
つぶやく。







おっ!!
食いついた!?







「チッ…」









え!?

し、舌打ちっ??








星也さんは
さっきより
不機嫌になって

スタスタと先を
歩いていってしまう。







あたしは和斗と
顔を見合わせた。





「星也さん、
合宿イヤなのかな」

「あんだけの
バスケ馬鹿
そういないのに…」





不思議に思いながらも
2人で後を追った。





< 191 / 276 >

この作品をシェア

pagetop