メガネ君はヤンキー君
「あ、ねえ!
そういえばもうすぐ
バスケ部の合宿だよね」
星也さんが
食いつきそうな
話題を出す。
「ホントだ。
あと1週間か」
「そろそろ買い物
行かなきゃな~」
「合宿…」
星也さんがポツリと
つぶやく。
おっ!!
食いついた!?
「チッ…」
え!?
し、舌打ちっ??
星也さんは
さっきより
不機嫌になって
スタスタと先を
歩いていってしまう。
あたしは和斗と
顔を見合わせた。
「星也さん、
合宿イヤなのかな」
「あんだけの
バスケ馬鹿
そういないのに…」
不思議に思いながらも
2人で後を追った。