メガネ君はヤンキー君





「あ!隼さん紗弥さ~ん!」



体育館を出て
辺りを見回すと

これから帰る
ところなのか、

隼さんと紗弥さんが
歩いていた。





「杏どしたの」

「星也さん
見ませんでした?」

「あ~、星也なら
部活終わってから
ずっと部室に
こもってるよ」

「部室ですか?」

「うん。
ほら、あいつ今日
調子悪かったでしょ?

オレがなんかあったのか
って聞いたら
なんか妙に怒っちゃって。

杏ちゃんなら
星也をなんとか
できるかもね。
頼むよ」







そんな頼まれても…。

あたしは今日は
先に帰っていいよ
って言いに行く
だけなんだけど…。



< 195 / 276 >

この作品をシェア

pagetop