メガネ君はヤンキー君
「じゃ、杏、
日向に食われないように
がんばんなさい!」
バッチリウインクして
言い放つ紗弥さん。
く、食うって…。
と、とにかく
部室に行こう!!
―――…
「失礼しまーす…」
一応ノックして
部室の扉を開ける。
「ん、誰だ?」
「あ、杏です…」
「ああ…」
部室の中は真っ暗で
なんとなく
緊張してくる。
「あのね、星也さん…
わっ!!」
近づいてみて
初めてわかったけど
星也さんは
上半身が裸だった。