メガネ君はヤンキー君







「杏、どうかした?」










次の日。



部活が終わった後、

あたしは和斗を
体育館に残ろうと
誘った。








「体育館ってさ、
あたしたちの
思い出がたくさん
詰まってるよね」





ボールを弾ませながら
和斗に問いかけるあたし。








「ん、ああ…」

「一緒にバスケやったり、
あたしが
閉じ込められた時
助けてくれたり、

告白…してくれたり」













< 227 / 276 >

この作品をシェア

pagetop