メガネ君はヤンキー君
バスケが上手な和斗は
教え方も上手くて、
自分もバスケが
上手くなった気がして
すごく楽しかった。
真っ暗な体育館に1人。
心細くて自分が
消えちゃいそうな
気分だった。
それにこのまま
あたしが世界から
消えてしまっても
誰も気づかないんじゃ
ないかって。
だけど和斗と星也さんは
見つけてくれた。
あたしを安心
させてくれた。
そして…
こんなあたしを
好きだと言って
くれた和斗。
普段は全然
話さないくせに
あの時だけは
たくさんたくさん
囁いてくれたの。
今でも覚えてるよ…。
だけど。