メガネ君はヤンキー君
無事に
ジリリリ…
「ん~…?
重っ!!」
翌朝。
目を開けると
そこには星也さん!!
「ちょっ!
なんで星也さんが
あたしの布団にっ…!?
ってか、なんで
あたしの家に!!?
ってか早くどいて~!」
突然の出来事に
あたしは半泣きで
パニック状態。
すると星也さんの瞳が
ぼんやりと開いた。
「お…。
杏、おはよ」
「…おはよ」
そんなに優しく
笑いかけられたら
こっちもつい
笑っちゃうじゃない!
「…おい」
「わあっ!」
「…遅れんぞ」
それだけ言って
和斗は部屋を出ていく。
「ちっ…南め。
行くぞ杏」
「あ、うん」