メガネ君はヤンキー君
「…死ぬなんて
言わないで」
「杏…」
「あたし…
星也のことちゃんと
好きだよ?
星也が思ってるより
ずっと好きだよ??」
自分でもびっくりした。
まさかこんな言葉が
口をついて
出るなんて。
本当はめちゃくちゃ
恥ずかしかったけど
言っちゃったものは
しょうがないから
じっと星也を見つめる。
すると星也の頬が
ふっと緩んだ。
「へえ~…
そんなに好きなんだ?」
「うっ…ま、まあ…」
…すごく嫌な予感。