メガネ君はヤンキー君
「なんすか旦那。
まだそこのラスボスが
倒せへんのですか」
「そーなんだよ!
サブちょっとやって~」
ゲーム機片手に
現れたのは
泉一家の親分、
そう。あたしのパパ。
「おや、おかえり杏。
あ!君は星也くん!」
「おやっさん!」
仲良そうに抱き合う
日向さんとパパ。
「久しぶりだなあ~!
この前のツーリング
以来かあ?」
「そっすね~」
は?は?
なんなの、
2人は知り合いなの??
頭が混乱しかけてる
あたしを見て
日向さんが教えてくれた。
「ツーリング仲間なの。
オレら」
「そうそう。
じゃあ立ち話も
なんだから
みんな中入って入って」