メガネ君はヤンキー君
「~♪」
今日は杏、委員会だ
っつってたな。
ま、しょーがねえから
待っててやるか。
オレは1年の玄関の
出口の壁にもたれ
音楽を聞いていた。
どのくらいそうして
いただろうか。
オレは音楽を
聞きながら自然と
目をつぶっていた。
そう。だから
気づかなかったんだ。
杏と南が下りてきた事に。
ふと人の気配がして
目を開けると
少し向こうに
杏の姿が。
杏っ!!
そう言って
駆け寄ろうと
した時だった。