あかいろ
ピピピピ...
カチッ
厚めの掛け布団から手だけを覗かせ、手探りで目覚まし時計を乱雑に止める。
そして、盛大に欠伸をする−−−−
主人公の高木 純春(たかぎすばる)。
今日も昨日と同じように制服を着、一人の冷たい朝ご飯を食べる。
自分以外誰もいない家に
「いってきます」と告げ、家を出る。
外に出ると、幼なじみの矢戸騎士(やとないと)が手を降り叫ぶ。
騎士「おはよー、純春!!」
純春「っはよ!!
今日も早いな、騎士」
そんなこんなで俺な平凡な一日が幕を開ける。