旦那様は社長 *②巻*
■第2章■熱いハネムーン①
「なぁ……」
「……」
「光姫?……姫?……光姫ちゃん?……光姫様?」
「……」
無視無視、完全に無視。
「なんだよお前、またか!!いつまで根に持ってんだよ!?」
「……」
「…ッ、いい加減にしろ!!ガキじゃねんだから」
「……」
ガキで結構です。
「お前、ボラボラ島に着いてもオレと口きかないつもりか?」
「……」
「……そうかよ、分かった。じゃあハネムーンなんて行く意味ねーな。おい、今すぐ引き返せ」
「えっ!?やだッ!!」
せっかく楽しみにしてたのに!!