旦那様は社長 *②巻*
──チャプン
「ふうー……やっぱ風呂は疲れがとれるな」
なんで……
こんなことに……?
「どうした?光姫。さっきから静かじゃないか」
悠河がニヤリと微笑む。
わざとらしい!!
理由なんて分かりきってるくせに。
「別に?」
「ふーん。それにしてもお湯が透き通ってるからお前の身体、よく見えんな?」
「ちょ、やめてよ!!」
あたしの耳にキスをしながら悠河が後からギュッと抱きしめた。
そしてそのまま胸に感じる刺激。
「……ッ」
思わず声が漏れてしまいそうになる。
けっきょくあの後。
悠河は嫌がるあたしの服を無理やり剥ぎ取り、今は一緒に大理石のフラワーバスの中。