旦那様は社長 *②巻*
「悠河?」
あたしは息づかい荒いまま社長の名前を呼んだ。
そしてゆっくり手を伸ばし、社長の頬に触れる。
一瞬、ピクンとカラダが反応した社長が、何だか可愛く思えた。
いつもこうならいいのにね……。
「可愛い……」
社長はゆっくりあたしに視線を戻すと、「お前、なんかエロい」と呟く。
「あたしのどこが?」
「お前、無意識に男を誘ってんだよ……ある意味、オレよりタチ悪いぞ」
「別にそんなつもりないんだけど……」
「分かってるよ、そんなことは。でもお前、これからは気をつけろよ? お前の無意識な行動が他の男をその気にさせたりするんだからな」
相変わらず茹で蛸みたいな顔した社長。
「ふふっ。それってヤキモチ…ってやつ? 結婚したこと、周りの人たちも皆知ってるのに。それなのにまだ不安なんだ?……余裕ないんだ?」
ここで止めておけばよかったのにーー…
あたしは息づかい荒いまま社長の名前を呼んだ。
そしてゆっくり手を伸ばし、社長の頬に触れる。
一瞬、ピクンとカラダが反応した社長が、何だか可愛く思えた。
いつもこうならいいのにね……。
「可愛い……」
社長はゆっくりあたしに視線を戻すと、「お前、なんかエロい」と呟く。
「あたしのどこが?」
「お前、無意識に男を誘ってんだよ……ある意味、オレよりタチ悪いぞ」
「別にそんなつもりないんだけど……」
「分かってるよ、そんなことは。でもお前、これからは気をつけろよ? お前の無意識な行動が他の男をその気にさせたりするんだからな」
相変わらず茹で蛸みたいな顔した社長。
「ふふっ。それってヤキモチ…ってやつ? 結婚したこと、周りの人たちも皆知ってるのに。それなのにまだ不安なんだ?……余裕ないんだ?」
ここで止めておけばよかったのにーー…