旦那様は社長 *②巻*
「悠河…ぜったい起きてるんでしょ?」
さっきからピクンと動く社長の手は、あたしの敏感な部分に刺激を与える。
相変わらずスースーと寝息を立て、目はしっかり閉じられているけど……ぜったいに起きてる。
「悠河?起きてるんでしょ?早く離してよ」
きつく絡みついた社長の腕を、あたしは必死に解こうとするけど。
社長はがっちりとあたしを抱きしめていて叶わない。
「悠河?」
ぜったいに起きているはずなのに返事はなく。
……だんだんあたしはイライラしてきて、とうとう反撃に出た。
ギューっと社長の腕を思いっきり抓る。
すると
「イッてえーー!!」
社長が腕を押さえながらベッドから飛び起きた。
そりゃあ痛いでしょうよ?
あたしの全力で抓ってあげたんだから。
ガバッと勢いよく振り返った社長に、あたしはニッコリ天使のような微笑みで「おはよう。悠河」と囁いた。
「お前…朝からなんてことしてくれんだよ!!」
「えー?だって呼びかけても起きないんだもん」
いつまでもイヤらしいことするからよ。
さっきからピクンと動く社長の手は、あたしの敏感な部分に刺激を与える。
相変わらずスースーと寝息を立て、目はしっかり閉じられているけど……ぜったいに起きてる。
「悠河?起きてるんでしょ?早く離してよ」
きつく絡みついた社長の腕を、あたしは必死に解こうとするけど。
社長はがっちりとあたしを抱きしめていて叶わない。
「悠河?」
ぜったいに起きているはずなのに返事はなく。
……だんだんあたしはイライラしてきて、とうとう反撃に出た。
ギューっと社長の腕を思いっきり抓る。
すると
「イッてえーー!!」
社長が腕を押さえながらベッドから飛び起きた。
そりゃあ痛いでしょうよ?
あたしの全力で抓ってあげたんだから。
ガバッと勢いよく振り返った社長に、あたしはニッコリ天使のような微笑みで「おはよう。悠河」と囁いた。
「お前…朝からなんてことしてくれんだよ!!」
「えー?だって呼びかけても起きないんだもん」
いつまでもイヤらしいことするからよ。