旦那様は社長 *②巻*
「今日は抱かないから…だからゆっくり休め?」
「……今日は?」
あたしは…しばらくの間はゆっくり寝かせてほしいんだけどーー。
「前にも言っただろ?お前が近くにいて何もしないなんて…生きてる心地しないって」
「それでも…あたし今、本当に疲れてるから…だからしばらくはゆっくり休ませて?」
「……分かったよ」
社長は深いため息を吐きながら、渋々納得してくれた。
ーーはずなのに。
「…っ、やっ……」
たったの2日で、社長の我慢は限界に達して。
「はぁ…光姫……っ」
今あたしの上で、社長は拒むあたしを無理やり押さえつけ……
ただ自分の欲望を満たすためだけに……
あたしを抱く。
何度も…何度もーー…
「もう…やだっ……」
どんなに必死に抵抗しても…あたしの声は今の社長に届かない。
ギシギシとベッドの軋む音は……明け方まで部屋に鳴り響いていた。
こんな生活が何日も続きーー…
あたしのカラダの不調は
更に悪化していった。