私の道 ―(実話)―
周りを気にせずナッチはまほちゃんに話しかける


「こんにちわ、久しぶりだねっ」

「あっ…はい」


「手首は?もう大丈夫なの?」

「はい、あのぅ…色々とごめんなさいっ」

まほちゃんはペコリと頭を下げた。



「謝らないでよ、直哉さんに今度新しい彼氏を連れて行くねって伝えて」

「彼氏…できたんですか?」



拍子抜けしたような顔のまほちゃんとは反対に、ナッチは満面の笑みを浮かべた。

「うん、そういう事だから、じゃあねっ」
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